|
ヘッドライトに 背を照らされ
前に伸びた 頼りない影 ため息は 小さな臆病風 苦笑は ささやかな強がり 疲れて重くなった体でも 風の音にも怯える心でも 足を前へと進ませるもの 夜道を歩き続けさせるもの それは灯り 柔らかな灯り 温かな灯り 安心する灯り 闇夜の道を 照らしてくれた 心強い灯り それが君 |
![]() |
|
最終の新幹線に乗れば
最終のJR環状線が待つ 真夜中の弁天町 誰もいない駅前 不気味な闇と心地よい静寂が 街灯の白い光を溶かしていた 酒と肴を買う 青いコンビ二 疲れた体で辿り着く高層ホテル 暖色の薄暗いロビー 誰もいないフロント 握り難いペンでサインを済ませば 日常の生活から抜け出せた |
![]() |
|
乾いた心に 芽生えた薔薇
それは あなたと出逢えたから これ以上 心が乾かぬよう どうか 潤いを下さい・・・ 芽生えた薔薇が枯れぬよう 涙の雫でもいい あなたの潤いを下さい 冷めた心に 色の無い薔薇 それは 情熱を知らないから この胸に あなたを抱き寄せる だから 情熱を下さい・・・ 薔薇が紅色に染まるよう 綺麗な唇の色 あなたの口付けを下さい |
![]() |
|
彼は毎朝 蒲公英を眺めていた
眺めるだけで 癒しを感じたから 夢の中 彼は蒲公英と会話する 頭の中 蒲公英が僕に微笑む 彼は毎朝 蒲公英を眺めていた しかし彼は 現実も眺めだしていた 蒲公英は 彼の存在を知らぬまま いつも すまし顔で揺れていたから ある朝 蒲公英は純白の丸い綿 彼は蒲公英を眺め 寂しを知った 滲んだ綿 風に吹かれ飛んでゆく 青空へと 風に舞い上がってゆく |
![]() |
|
この世と言う 毒の沼から
這い上がる 悪の化身 なんど地獄に落とされても お前達は蘇る 悪の化身 お前達の時代が来たようだ 街には悪魔が溢れだした 誰もが悪の言いなりになり 倫理も法も 悪に喰われた 堕落と言う 底無し沼から 湧いて出る 悪鬼の群れ お前達が覇者になる時だ 神仏はもう 身を隠した 良心は悪の言いなりになり 道徳も常識も 朽ち果てた お前達の時代が来たようだ 街はもう 悪の巣窟だ |
![]() |
|
君と二人 静かに砂浜に立ち
見ている景色は 同じだろうか 見渡しても 灯台も無い入り江 腕を組んで 波打ち際に歩む 海の向こう 何が待つだろうか さざ波にも脅える こんな二人に 寄り添って 砂浜に腰を下ろす 僕といて 君は幸せだろうか 二人に吹き付ける 冷たい潮風 曇り空 沖に薄っすら浮かぶ舟 僕もきっと あんな舟だろうか 君の人差し指に 隠れる程の とても小さな 小さな舟・・・ |
![]() |
|
夜の闇は 黒い氷
世界は 凍ってしまった 漆黒の闇の中 遥か遠く 聞こえてくる 君の声 僕がもう少し 強ければ この腕に力があったなら 夜の闇を切り裂いて 君の頬の涙に手が届いたのに 夜の闇は 君の香水 不夜城に咲く 黒百合 君の薫り漂う 夜の街 見上げれば 月も無い 心が少しだけ 強ければ この手に勇気があったなら 時も距離も越えてゆき この手で君の涙を拭えたのに 僕がもう少し 強ければ 僕等の未来は違っていたのに |
![]() |
|
今回の詩は、僕の個人的な恋愛の詩なので
見たい人だけご覧下さい。 by 暁森 窓幻 |
![]() |
|
胸に見る 景色は
蜩鳴く 夕暮れ 懐かしさと 切なさ 言い知れぬ寂しさ 部屋に射し込む夕日 静かに孤独を照らし オレンジに染まる僕 寂しくて 眠れず 酒に頼る 夜更け 心細さと 不安と 逃げ場の無い心 カーテンを揺らす夜風 煙草の煙に惑い 惨めに佇む僕 |
![]() |
|
| ホーム |
|













