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ある夜 僕は素敵な街に辿り着いた
それは漆黒の闇 それは悪夢の中 目覚めと眠りの狭間は陽炎のよう 深夜に窓を叩くものは風か悪鬼か 魑魅魍魎と談笑して 閻魔を睨む 馬鹿な人間と話すより 心安らぐ 日が射す 嘘と見栄の人間界より 全てを曝け出せる 闇夜の街を愛す |
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一人静かな部屋に帰れば
待っているのは泣き虫 味気ない缶の酒を飲めば 冷えた缶が心に沁みる テーブルの上に広げた肴は 淋しさと虚しさと 生きる疲労感 気を張っていた自分が消えて 堪えていた涙が頬を流れる・・・ |
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此処には季節がないようだ
ずっと蓮の花が咲き続けている 蓮の池を眺め僕は苛立っていた そよ風に揺れる大きな蓮の葉の上 お釈迦様が退屈そうに座っている その表情は穏やかで平和そのもの 地上には苦しむ人々がいるのに 蜘蛛の糸で罪人を助けようとした お釈迦様とは名ばかりの阿呆 一言 文句でも言ってやろうと 蓮の葉の上に飛び乗れば 罪の重さで蓮の葉は沈み 僕は地獄へと沈み落ちた・・・ |
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誰からも理解されなくても
怯える夜に 震える心に 意識を脱した 狂喜を知る 薔薇の棘に 痛んだ心 茨に縛られ 傷ついた心 その痛みさえ 今は愛せる 僕が探し求めてきたもの 愛を超越した 精神の快楽 君の独占欲に溺れ苦しみたい 着飾らず 彷徨わない心 自由を奪われる安心感 僕は君の手の中で狂喜する |
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音の無い部屋 薄暗がりの中
明日へ向かい目を閉じれば 逃れられない悪夢へと向かう 突然 夜中に目を覚ませば 何者かに起こされた気がして 目に見えぬ人の気配を感じる 喉の渇きを感じ 重い体を起こす 飲み残していた ぬるい酒を飲み 薄暗がりの中 煙草に火を点ける 夢よりも おぼろげな現実 曖昧な思考は目眩のようで これも全て 悪夢に違いない |
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春を待ち望んでいるはずなのに
春の訪れに何故か怯えている 冬の風の中に 君の香りがして 雪の中で君の面影と戯れる あれから何度 春を迎えただろう 春は いつも一人で桜を眺めてきた 春の風の中に君の香りはしなくて 遠い春から吹く風に 俯く君の声・・・ |
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夜空に浮かぶ雲 静かに流れる
雲の陰から睨む月 夜空の星屑 流星よ僕の上に落ちてくれないか? そして僕を宇宙の屑にして欲しい 緑の森林 澄んで流れる小川 美しい峰 生命の母なる大海 それが本当に素晴らしいのだろうか? 僕はもっと素晴らしい世界を見たいから こんな地球の土になるよりも 僕は宇宙の屑になりたいと思う |
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本日は少し大人の詩です。
覚悟のある人だけ見て下さい。 by 暁森 窓幻 |
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どんな明日でも逃げはしない
この街が暗く沈むのは きっと 二人の愛が輝き眩しいから たとえ今は 明日が不安でも 幸福は明日の二人に訪れる 君の瞳から目を逸らさない 愛をはぐらかすことは きっと 愛を大切にしていないから たとえ今は こんな二人でも 君の瞳に未来の二人が映る もう少し待ってみようと思う 春の風が吹く頃には きっと 二人の笑顔が咲くから たとえ今は 北風の中でも 二人身を寄せ合えば春は来る |
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何かに恐れながら生きている
何事もなく日々は過ぎてゆくのに 指先の神経から体温は奪われ いつしか心までも凍え震えだす コートを着てもマフラーを巻いても 全身の神経が凍ってゆくようだ この体の熱を奪ってゆくもの それは僕を見捨てた神の仕業 |
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