末期
ある夜 僕は素敵な街に辿り着いた

それは漆黒の闇 それは悪夢の中

目覚めと眠りの狭間は陽炎のよう

深夜に窓を叩くものは風か悪鬼か

魑魅魍魎と談笑して 閻魔を睨む

馬鹿な人間と話すより 心安らぐ

日が射す 嘘と見栄の人間界より

全てを曝け出せる 闇夜の街を愛す
 
【 2008/02/28 02:05 】

| ポエム | コメント(2) | トラックバック(0) |
静かな部屋
一人静かな部屋に帰れば 

待っているのは泣き虫

味気ない缶の酒を飲めば

冷えた缶が心に沁みる

テーブルの上に広げた肴は

淋しさと虚しさと 生きる疲労感

気を張っていた自分が消えて

堪えていた涙が頬を流れる・・・
【 2008/02/25 02:54 】

| 演歌・歌謡曲っぽい詩 | コメント(3) | トラックバック(0) |
愚者の戯言
此処には季節がないようだ
ずっと蓮の花が咲き続けている
蓮の池を眺め僕は苛立っていた

そよ風に揺れる大きな蓮の葉の上
お釈迦様が退屈そうに座っている
その表情は穏やかで平和そのもの

地上には苦しむ人々がいるのに
蜘蛛の糸で罪人を助けようとした
お釈迦様とは名ばかりの阿呆

一言 文句でも言ってやろうと
蓮の葉の上に飛び乗れば
罪の重さで蓮の葉は沈み
僕は地獄へと沈み落ちた・・・
【 2008/02/22 02:58 】

| ポエム | コメント(3) | トラックバック(0) |
宿場町
此処は山の宿場町 温泉の湯気昇る 

浴衣姿の二人は 硫黄臭い湯気の中

湯の花を眺めても 綺麗だと思えないけれど

湯気に霞む君は 綺麗を超えた妖艶の女

安い景品が並ぶ 古ぼけた射的屋

手にした景品は 無邪気な君の笑顔

湯上りの浴衣姿 タオルで髪を拭く君

火照った顔は なにより可愛い薄化粧

部屋食が終われば ほろ酔いで語らう愛

窓の外は闇に溶け込んだ山々 川の音

此処は山の宿場町 温泉の湯気昇る 

浴衣姿の二人は 湯よりも熱い愛の夜
【 2008/02/20 02:36 】

| 恋のポエム (恋ポエ) | コメント(2) | トラックバック(0) |
景色
冷たい色の川を 横目で見ながら

川のほとりを ゆっくりと君と歩く

僕は君に問いかけをしてみた

「君が描く 未来の暮らしの中には

どんな景色を描いているの?」

君の答えを静かに聞きながら

僕は心の中で 君に囁いていた

此処にいる僕が僕だから

変な期待をされても困る・・・

僕は川岸を見つめながら 君に言った

「君は この景色を愛する事ができる?」

「目の前を流れる 冷たい色の川と 

目の前で頼りなく揺れる枯れススキを・・・」
【 2008/02/18 04:16 】

| ポエム | コメント(2) | トラックバック(0) |
バレンタイン
コンビニのレジ前に チョコを売る街並みに
今日がバレンタイン・デーだと気が付かされる
君に呼ばれた僕は 胸弾ませ君の家へ 

待っていたものは 手料理とウィスキー
そして 黄色のリボンが可愛らしいプレゼント
ピンクの袋でラッピングされた ピースが2箱

甘い物が嫌いな僕を 考慮してくれたから
いつも節煙を勧める そんな君からだから
形式的ではない 君の真心と愛を感じる

チョコで一喜一憂する 世間が可愛く思える
どこかのチョコ会社が企てた 2月14日より
僕を喜ばす為 君が企てた2月14日がいい
【 2008/02/15 02:00 】

| 恋のポエム (恋ポエ) | コメント(3) | トラックバック(0) |
狂喜
誰からも理解されなくても
怯える夜に 震える心に
意識を脱した 狂喜を知る

薔薇の棘に 痛んだ心
茨に縛られ 傷ついた心
その痛みさえ 今は愛せる

僕が探し求めてきたもの
愛を超越した 精神の快楽
君の独占欲に溺れ苦しみたい

着飾らず 彷徨わない心
自由を奪われる安心感
僕は君の手の中で狂喜する
【 2008/02/13 02:57 】

| 恋のポエム (恋ポエ) | コメント(2) | トラックバック(0) |
薄暗がりの中で
音の無い部屋 薄暗がりの中
明日へ向かい目を閉じれば
逃れられない悪夢へと向かう

突然 夜中に目を覚ませば
何者かに起こされた気がして
目に見えぬ人の気配を感じる

喉の渇きを感じ 重い体を起こす
飲み残していた ぬるい酒を飲み
薄暗がりの中 煙草に火を点ける

夢よりも おぼろげな現実
曖昧な思考は目眩のようで
これも全て 悪夢に違いない
【 2008/02/11 04:22 】

| ポエム | コメント(2) | トラックバック(0) |
遠い春
春を待ち望んでいるはずなのに

春の訪れに何故か怯えている

冬の風の中に 君の香りがして

雪の中で君の面影と戯れる

あれから何度 春を迎えただろう

春は いつも一人で桜を眺めてきた

春の風の中に君の香りはしなくて

遠い春から吹く風に 俯く君の声・・・
【 2008/02/09 02:55 】

| 恋のポエム (恋ポエ) | コメント(2) | トラックバック(0) |
夜空に浮かぶ雲 静かに流れる

雲の陰から睨む月 夜空の星屑

流星よ僕の上に落ちてくれないか?

そして僕を宇宙の屑にして欲しい

緑の森林 澄んで流れる小川

美しい峰 生命の母なる大海

それが本当に素晴らしいのだろうか?

僕はもっと素晴らしい世界を見たいから

こんな地球の土になるよりも

僕は宇宙の屑になりたいと思う
【 2008/02/07 01:55 】

| ポエム | コメント(4) | トラックバック(0) |
秘めた情熱を
本日は少し大人の詩です。

覚悟のある人だけ見て下さい。

              by 暁森 窓幻

...続きを読む
【 2008/02/04 02:54 】

| 恋のポエム (恋ポエ) | コメント(5) | トラックバック(0) |
君へ
どんな明日でも逃げはしない
この街が暗く沈むのは きっと
二人の愛が輝き眩しいから
たとえ今は 明日が不安でも
幸福は明日の二人に訪れる

君の瞳から目を逸らさない
愛をはぐらかすことは きっと
愛を大切にしていないから
たとえ今は こんな二人でも
君の瞳に未来の二人が映る

もう少し待ってみようと思う
春の風が吹く頃には きっと
二人の笑顔が咲くから
たとえ今は 北風の中でも
二人身を寄せ合えば春は来る
【 2008/02/02 03:51 】

| 恋のポエム (恋ポエ) | コメント(2) | トラックバック(0) |
神の経路
何かに恐れながら生きている

何事もなく日々は過ぎてゆくのに

指先の神経から体温は奪われ

いつしか心までも凍え震えだす

コートを着てもマフラーを巻いても

全身の神経が凍ってゆくようだ

この体の熱を奪ってゆくもの

それは僕を見捨てた神の仕業
【 2008/02/01 05:17 】

| ポエム | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ホーム |