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泣かなぬように 堪えても 堪え切れない 夜もある
瞳や心に降る雨は 普通の傘では防げない
泣き濡れ 生きて来たけれど 今は心に開く傘を知る
心の雨を 防ぐ傘 二人寄り添う 相合傘
心の愚痴 出ないよう 気を張り飲む 君の酌
君の笑顔は心の鍵 いつも弱さを見せてしまう
夜更けに 雨が降る時は 君の可愛い傘に入りたい
ほろ酔い二人 よろよろと 夜道に揺れる 相合傘
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甘え下手な女 口を開けば 強い口調で 我が儘ばかり
でも 僕には見えていた 我が儘を言った後 あなたは
瞳の奥に 後悔と不安を隠して 僕の様子を うかがっていた
僕に甘える あなたを見たい でも 強がるあなたが可愛い
我が儘な女 影を落として グラスを眺めて 溜息ひとつ
お互いに 大人だから 野暮な事を 聞くつもりはない
ベッドの中で 乙女の表情を見せ あなたは全て 僕に委ねた
乙女な君を 見る夜もいい でも いつもの君の夜も欲しい
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入口を隠す壁に プライスのネオン 忍びあう二人を 薄っすらと照らす
似たような部屋 写真を見つめて 終電間際では 空室は限られる
部屋の扉の上 点滅するランプ 二人の関係 点滅して見える夜
愛と呼べず 恋とも呼べずに二人 静かに扉を開ければ 薄暗い部屋
肩に手を掛け 靴を脱ぐ貴女の香り 支えあう二人を 妖艶に包む
古臭い部屋 小さなソファーで 座っていても 寄り添い腕組続ける
ソファーの正面 色滲むテレビ 二人迎える明日 滲んで見える夜
煙草をくわえ シャワーの音を聞く ソファーに横になれば 薄暗い部屋
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長く着ていれば 綻びはでる どんなに上手に 振舞っても 綻びは目立つもの
見て見ぬふりは 悲しくて 指摘されれば なお悲しい
安いプライドと 知っていながら それでも 意地をはろうとするのは
お前が描く 無茶な理想の男に お前の前 少しでも近づきたいから・・・
この歳になれば 綻びもでる どんなに上手に 酒を飲んでも 愚痴嘆きは出るもの
無視されるのは 淋しくて 慰められて なお淋しい
馬鹿な事だと 知っていながら 一人耐え 強がろうとするのは
お前が望む 強くて頼れる男に お前の前 少しでも近づきたいから・・・
お前が描く 無茶な理想の男に お前の前 少しでも近づきたいから・・・
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始発を待って 君の部屋を出る 部屋の前に立つ 君に手を振れば
君の移り香 漂う帰路 この体包む 女の想い
優しい香りの中 ふと愛憎を感じて 朝焼けの街の中 戸惑う男心
ホテルを後に 少しのドライブ 君の部屋の前 君を降ろせば
君の残り香 漂う帰路 車内に漂う 女の想い
愛しい香りの中 ふと執念を感じて 深夜の国道脇 怖気る男心
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窓に打ち付ける 五月雨 夜の景色を滲ませる
滲んだ闇に見る あの景色 あの日胸に刺した 罪の棘
今夜は煙草は吸わない 酒も程々にするから
傍に来て 話を聞かせて どんな話でもいい
今夜は この心一つでは 耐えられそうにない・・・
冷たい風吹く 五月雨 初夏の心を震えさす
震える夜に想う あの時代 優しさに気づかぬ 愚か者
今夜は煙草は吸わない ずっと腕枕をするから
傍に来て 熱く求めて 今夜は寝なくていい
今夜は この心一つでは 耐えられそうにない・・・
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風に流され 辿り着いたのは 座る場所もない 日々の暮らし
暖簾の揺れに 君の影を見て 苦笑を肴に 酒が進む夜
君の声が 君の香りが 君の眼差しが恋しい
未練残る道端 切ない月明かり 寂しそうな柳が 静かに揺れていた
手酌する手に 君の手を重ね 人肌恋しく 過去を彷徨えば
君の耳が 君の唇が 君の首筋が恋しい
誰もいない道端 憂鬱な夜風に 物憂げな柳が 静かに揺れていた
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